銀に伝え、堂に宿す。
想いを形に。銀伝堂。
この言葉には、私たちのブランドの核心が込められています。
銀──それはただの金属ではありません。人の想いを受け取り、形として未来へ残すことができる特別な素材です。
伝──これは「伝統」だけでなく、職人の技や魂を「伝える」ことを意味します。代々受け継がれてきた技法と想いを作品に込めて、次の世代へとつなげていきます。
堂──それは伝統を宿す【場】であり、人々が集い文化が息づく拠点を表します。その象徴が、江戸文化の発祥地・東京台東区に根ざす銀伝堂。地域そのものが「堂」としての意味を体現しています。
つまり銀伝堂とは、銀という素材に、技と想いを伝え、文化の拠点に宿すブランドなのです。そこから生まれる品々は、使うほどに美しさを増して、人生に寄り添う“一生物”となります。
銀伝堂は、300年以上にわたり銀師(しろがねし)の系譜を受け継いできた家系を背景に誕生しました。その歴史を礎に、「東京銀器」の正統を担いながら、今も工房で一打一打を積み重ねています。私たちが掲げる理念は「用の美」──暮らしの中でこそ完成する美しさ。だからこそ銀伝堂の作品は、丈夫で長持ちして、世代を超えて受け継がれる“一生物”なのです。
ひと打ちひと打ち心を込めて鍛え上げられた純銀(92.5%以上の純銀)の作品は、世界に二つとない輝きを放ちます。銀伝堂の商品はすべて、熟練の職人が一から制作するハンドメイド。量産では決して表現できない微妙な槌目やござ目の模様、そして手仕事ならではの質感は、持つ人だけが感じられる特別な価値です。江戸時代の伝統的なかんざしをルーツに現代的に再構築したバングルやリング、縁起を担ぐ開運アイテムなど、多彩なコレクションを展開しています。日常に寄り添うアクセサリーとしてはもちろん、大切な方へのギフトとしても喜ばれています。
さらに工房では、数十万回もの鍛金加工を経て生み出されるコップやお皿といった器も制作しています。長時間をかけて金属を鍛えることで、驚くほどの強度と柔らかな光沢をまとった器が完成します。そこには、日常に伝統を取り入れる「用の美」の精神が息づいています。食卓を彩る道具でありながら、人生を共に歩む【一生物】として、多くのお客様に選ばれています。
また銀伝堂では、作品を「手に入れる」だけではなく「自ら作る」体験もご用意しています。工房で開催するワークショップでは、自ら金槌を振るい、銀を打ち鍛える工程を体感できます。完成した作品は、ただのアクセサリーではなく、自分自身の物語が刻まれた宝物となり、贈り物としても特別な意味を持ちます。浅草・奥浅草の工房兼ショップには、国内外から多くのお客様が訪れ、伝統工芸を肌で感じていただいています。
銀伝堂が大切にするのは「不易流行」。変わらない価値を守りながらも、新たな挑戦を続け、銀の可能性を未来へと紡いでいきます。時代が移り変わっても、銀師の想いと手仕事から生まれる本物の輝きは、決して色褪せることはありません。
このBASEショップでは、工房から生まれた最新の商品や限定コレクションをお届けしています。
心に響く【一生物】との出会いが、きっと見つかります。
── 使うほど、美しく。持つほど、誇らしく。
